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いとみち

『いとみち』という小説を読みました。

↓amazonサイト
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%BF%E3%81%A1-%E8%B6%8A%E8%B0%B7-%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%83%A0/dp/4104723037/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1321614715&sr=8-1


近くにある本屋のHPを開いたら、堂々とこの本がピックアップされてました。
こんな田舎の本屋が若者向けのラノベ推し?と思って見てみたら、どうやらラノベではない模様。紛らわしい表紙しやがって!
というか、そもそもラノベと普通のノベル(?)の違いがよくわからないんですけどね。挿絵があるかないかの違い?

内容(「BOOK」データベースより)「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」本州最北端のメイドカフェで、だべ。ちっこくて泣き虫で濃厚すぎる津軽弁。日本代表クラスの「ドジッ娘」相馬いとの進化が、全速力で始まる。津軽の奇跡、グルーヴィンな青春小説。

地元が舞台ということで購読意欲をそそられました。
どうもこういう地元ものには弱いです。おかげで三年に一度買うか買わないかの小説を買ってしまいました。
表紙も若者受けを狙ってそうで入り込みやすそうでしたしね。でもその表紙のおかげでレジに持っていくとき恥ずかしかったです。


臆病で内気で津軽弁で劣等感まみれな主人公の相馬いとが、ちょっとした理由からメイドカフェで働き始め、後向く暇なく成長していく青春物語!
読む前から楽しい気分になる小説はこれが初めてかもしれません。地元の威力でかい!

本を開いて、一番最初に出てきた津軽弁、というか訛りが「悪ぐねな。」
もうこれだけでにやにやが止まらなかったです。読み方は「わるぐねな」でなくて「わりぐねな」です。「悪くないな」という意味です。そのまんまですね。これは地方なら日本のどこでもこんなふうに訛るのではないかと思います。たぶん。遠く離れた地なのに訛りが似通ってることってよくあるんですよね。

著者さんが東京出身ということでちゃんと訛りを書けてるのか不安だったけど、指導してもらってるだけあってそれなりに書けてて安心しました。
そもそも本の内容について書かれてる「本州最北端のメイドカフェで、だべ。」の時点でおかしかったから不安だったんです。訳すと、「本州最北端のメイドカフェで、ですよね。」誰に何の同意を求めてるの?
でも本を読んでみたらそこまでおかしい表現はなかったから、きっと上記の内容は訛りの指導を受けてない編集さんが書いたんだと思うことにします。

それでもやっぱり作中の訛りにも違和感を覚える……主人公と住んでる所が違うから若干訛りが違うのかな?もしかしたら板柳のあたりでは正しい訛り方なのかもしれない。
「かに」って言葉だけ初耳だったし。住むところがちょっとでも違うと言葉も違ってくるんだね!
実際津軽と南部は訛りの話になると仲が悪いって言うし、自分もそこらへんのズレが違和だったのかもしれない。

そもそも板柳ってどのへんだっけって思うほど自分は地理に疎かったから、改めて津軽地方の地図を見てみた。作中にもあるとおり、吹きっさらしで、地吹雪がすごそうだった。
ついでに岩木山と八甲田山の位置も確認。そうかー青森市は八甲田がよく見えるのなーとか思いました。やっぱり津軽人なら岩木山だよ。うん。岩木山!

あと、婆の台詞。いくら頑固な訛りを強調したいからって記号て……記号て!
一応記号は五十音表に対応してるんです。五十音対応表は本の最後に載ってます。
いざ訳してみると主人公の訛りとたいして変わらない。訛りを強調したいがために記号。でも、わりと嫌いじゃないです。訛りはイントネーションを纏って初めて生きますし、文字にするとどうしても薄い訛りになっちゃうんですよね。だから強調したいがために記号というのは嫌いじゃないです。
それでも地元の人もわからないほど強い訛りって設定はありえないです!田舎のじじばばは横の繋がりをすごく大事にするんです!なので地元の人に言葉が通じないと孤独でしんでしまいます!


訛り云々はどうでもよくて、読んでみた感想。
おっかね先輩のなんでもない行動で自分が責任を感じてしまうとか、客を目の前にするとどうしてもダメになってしまうとか、臆病な人や人見知りな人なら誰でも共感する場面がたくさんあって、よく感情移入できた。
そんな主人公がいろんな人に触れて成長していって、周りに馴染んでいくのが気持ちよかった。いどはまんずあずますったらだでゃ。

父親の鈍さとか、婆のこじんまりとした様子とかがよく描けててよかった。婆が寂しそうにする様子とか、やめて!心が痛い!
電車の中の様子とかね。光景がすぐ浮かんでくる。人付き合いが苦手そうな子いっぱいいるいっぱいいる。

だめだ……ネタバレが怖くてろくに感想が書けない……!
すごく面白かったよ!みんなも読んでみてね!以上です!



あと、『フランスで出会った猫たち』って画集も買ってきた。
ふつくしい……かわいい猫と、渋い?年季入ってる石膏や装飾の町並み。この組み合わせが素晴らしい……
いつか行ってみたいね。フランス。
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